面白いオススメの漫画を紹介します、長編から短編まで。

絶対に面白い少年誌と青年誌の漫画をオススメします

今回は私が今まで読んだ漫画の中で強く記憶に刻まれている面白い漫画をおすすめしたいと思います。新たな出会いがあれば随時加筆していきます。言わずもがなな超名作は後日加筆するとして、とりあえず他ブログなどでそこまでおすすめされていない作品を中心に選んでみました。

好みの傾向としては下記の通りです

  • キャラクターの個性が強い
  • 感情の描写が強く、熱量が高い
  • ハイクオリティなバトル(心理戦、肉弾戦)
  • 物語のテンポが良い

完結済の長編

『今日から俺は!!』

  • 少年誌:週刊少年サンデー
  • 西森博之 著

転校をきっかけにツッパリ(不良)としてイケてる学校生活を送ろうと目論む高校生の三橋と伊藤、突拍子の無い派手な髪形で現れ転校初日から不良に目をつけられるが、三橋の狡賢さと伊藤の根性で次々と訪れる危機を乗り越えていくツッパリコメディ。

昨年に満を持してドラマ化された1990年代の名作で、男子高校生の恋と友情を描いたコメディ青春漫画です。40巻近い長編ですがギャグもシリアスもダレることなく綺麗に完結します。西森博之先生が生み出すキャラクターはみんな個性が溢れておりコントのような掛け合いのギャグが魅力です。この頃の不良漫画は下ネタとか性描写が多いのですが、本作は殆どと言っていいほど無いので気軽に読めます。

『天使な小生意気』

  • 少年誌:週刊少年サンデー
  • 西森博之 著

最恐の不良として恐れられていた「蘇我 源造」が天使のような絶世の美女「天使 恵」に一目ぼれ、だが彼女は男顔負けの武術を身に着けた超おてんば娘だった。なんとか彼女を振り向かせようと苦心する源造とクラスメイトに恵は自らのとんでもない秘密を打ち明ける。

とにかくキャラが可愛らしいです、無い知恵を絞って恵を振り向かせようとする源造と、たまにキュンとしつつもそれをいなす恵の夫婦漫才のようなやりとりがたまりません。ファンタジーとヒーローとラブコメのいいとこ取りのようなハイレベルな作品です。

『バチバチ』『バチバチBURST』『鮫島、最後の十五日』

  • 少年誌:週刊少年チャンピオン
  • 佐藤タカヒロ 著

力士は土俵で己の存在の全てをぶつけ合う。横綱昇進間近でありながら暴力事件を起こし、道半ばで引退・事故死した大関「火竜」の息子「鮫島鯉太郎」が父親の意志を継いでライバル達と真っ向からぶつかり新弟子から横綱を目指す。

作者急逝により正確には未完ですが物語の区切りとしては皮肉にも綺麗に打ち切られており、未完と言うだけで避けるには非常に惜しい名作です。アスリートの現実や非情さ、そこに懸ける情熱、血のつながりを越えた絆など、たくさんの魅力的なキャラクターを通して、相撲という稀有な競技の神髄とそれに懸ける人間のドラマが熱く描かれており、著者の魂を投影したかのような作品になっています。

『嘘喰い』

  • 青年誌:週刊ヤングジャンプ
  • 迫稔雄 著

お先真っ暗なギャンブル漬けの日々を送る青年「梶」はたまたま親切にした謎のギャンブラー「斑目獏」との出会いをきっかけに、国家機関にすら影響力を持つ組織が取り仕切る、命すらチップ同然の裏社会のギャンブルに身を投じる。

圧倒的ハイクオリティな頭脳戦・心理戦と肉弾戦が入り乱れる唯一無二の漫画です、自らの意志で死地に身を投じるキャラクター達のセリフや生き様は、私たちの人生にも通じる真理や教訓となる名ゼリフ・名シーンが多いです。無数の伏線が丁寧に張り巡らされており、常に予想を裏切り期待を裏切らない展開で、平成の青年漫画の完成形と言っても過言ではありません。

完結済の短編

『お茶にごす』

  • 少年誌:週刊少年サンデー
  • 西森博之 著

最強の不良「デビルまークン」として恐れられていた主人公「船橋 雅矢」はその腕っ節とすぐ喧嘩を売られる凶悪な見た目とは裏腹に、暴力が巻き起こす負の連鎖に疲れ果て、高校入学を機に平穏な生活を送ることを夢見ていた。部活動による新入生歓迎会にて唯一自分を優しく迎え入れてくれた茶道部(の部長)に感化され、入部する事をきっかけに彼を取り巻く環境と彼自身の心は激変していく。

主人公が真っ直ぐに悩みながら色々な人と触れ合うことで自分の世界を広げていく青春漫画です。キレのいいギャグも相まって主要人物達が本当に愛おしく感じられることでしょう。まークンの成長ぶりは心にくるものがありますので是非見届けてあげてください。

『道士郎でござる』

  • 少年誌:週刊少年サンデー
  • 西森博之 著

アメリカのネバダ州からやってきた転校生「桐柳 道士郎」は類稀な剣術と鋼の肉体と歪んだ武士道を携えた武士だった!偶然出会って彼の主君になってしまった平凡な生徒の主人公「小坂 健助」は、悪を許さない彼の武士道に巻き込まれ、時に自らも体を張って仲間を守り巨悪を成敗する戦いへと身を投じる。

あらすじが出オチ感がありますが、メインの主人公はあくまでも平凡な少年の健助です。力の道士郎と、知恵と正義感を備えた健助の名コンビが光る、映画版ドラえもんのような勇気と友情の物語です。著者の作品群の中でトップクラスにぶっ飛んでいるギャグも必見。

『柊様は自分を探している』

  • 少年誌:週刊少年サンデー
  • 西森博之 著

文武両道で正義感も強い好青年「白馬 圭二郎」の前に、記憶が無く言葉遣いも古風な和服姿の美少女「柊」が現れます。半ば彼女に押し切られる形で主人公は家族を説得し身寄りの無い彼女を保護することにしますが、懇意にしている道場の師匠は彼女に因縁と心当たりがあるようです。

ギャグを挟みながらもファンタジーとバイオレンスが多めですが、その裏で静かに恋も育まれます。話の大筋は賛否が分かれるものの、ラストが切なく愛に溢れていて本当に感動するので読んでほしい作品です。

『寄生獣』

  • 青年誌:月刊アフタヌーン
  • 岩明均 著

日本各地で未解決の猟奇的な殺人事件が相次ぐ中、平凡な学生であるシンイチの体内に謎の生命体が入り込む。なんとか右腕の内部で食い止める事に成功したが、右腕から目と口が現れ意思を持つようになってしまう。その寄生体「ミギー」との交流をきっかけに事件の核心に迫っていく。

環境問題をテーマに地球と人間の関係性、人間そのものの『業』や『神秘』について読者に問いかける永遠の名作です。30年も前の作品ですが、絵柄以外は全く色あせません。

『殺し屋1(イチ)』

  • 青年誌:週刊ヤングサンデー
  • 山本英夫 著

歌舞伎町中のヤクザが集結するヤクザマンションで、歌舞伎町屈指の武闘派ヤクザの組長と組の金が行方不明になる。その事件をきっかけにヤクザ同士の抗争と、最強の殺し屋「イチ」を従えた漁夫の利を狙う掃除屋グループの戦いが幕を開けるが、イチは人知れず深い悩みを抱えていた。

最高峰のエンタテインメント作品です、アウトロー同士の化かし合いとイカれたバイオレンスが入り乱れつつ、濃厚なラブストーリー(意味深)も展開されます。地上最強のSと地上最強のMのプレイ、見たくないですか?グロ描写がドギツイので覚悟してお読みください。

連載中の作品

『BUNGO』

  • 青年誌:週刊ヤングジャンプ
  • 二宮裕次 著

寡黙で凝り性な少年「石浜 文吾」は野球グローブとボールを買い与えられてからは取りつかれたかのように雨の日も風の日も欠かさず壁当てのピッチングを続けていた。リトルリーグの無い街に住む文吾は数年間ただ壁当てのみをやり続けていたが、その様子を強豪シニアチームの監督と、その息子で天才打者である野田親子に見つけられ、チームにスカウトされる事で文吾の野球人生が幕を開ける。

中学シニアが舞台という珍しい切り口の野球漫画です、強豪高校からのスカウトを見据えて切磋琢磨する選手たちや、そんなチームメイトの未来を一身に背負うエースピッチャーという役割についてフォーカスされています。チームの勝利だけでなく、進学先の決定やエースナンバーの奪取といった本作ならではの物語を構成する要素があり、独自の緊張感を生み出しています。

『灼熱カバディ』

  • WEB漫画:裏サンデー
  • 武蔵野創 著

主人公「宵越 竜哉」はかつて有望なサッカープレイヤーとして名を馳せていたが、チームメイトと自らの能力および意識の差から、チーム内の関係に軋轢が生じてしまい、団体競技への興味を失っていた。しかしカバディ部に所属する同級生の熱烈な勧誘と、部員との勝負に負けたためカバディ部に入部する事になり、初めはマイナースポーツと馬鹿にしていた宵越だったが徐々にカバディの魅力に惹かれていく。

タイトル通り血が滾る熱い漫画です。非常に高い画力でフィジカルスポーツの迫力が描写されています。また選手の心情や過去も繊細に描写されており、一級品のスポーツ漫画に仕上がっています。

とりあえず以上になりますが、見ての通り私は西森博之先生の大ファンです、小学生の頃からファンなので恐らく人格形成にも強く影響しているでしょう。下記リンクには次点の面白い漫画をまとめましたので是非ご覧ください。

少しマイナーだけどとても面白いおすすめ漫画をまとめました 少しマイナーな面白いオススメ漫画

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