時短が目的でスムージーを朝食にしようと思い、早朝に使っても問題ない静かさと、コンパクトさ含めた洗いやすさを軸に検討した結果、昨年発売されたタイガーの「アーバンライフシリーズ」という機種の『SKR-V250』を買うに至ったので、評価とオススメする点を記事にいたします。
コンパクトかつ静か
ミキサーは大ぶりな家電という印象ですが、こちらはかなりコンパクトです。パーツは大まかに本体・ガラス製カップ・パッキン・カップ台(カッター)・カップカバーの5つのみでシンプルで分かりやすくなっています。スイッチもひとつで用途が限られている私にとっては余計な機能が削ぎ落とされてお手頃価格なので有難かったです。
ただカップ容量の上限が250mlなので、一回で大量に作れるミキサー・ブレンダーをお探しの方は上位機種の『SKT-A100』が1L上限なのでオススメです。
気になる運転音ですが、こちらは同じくキッチン周りにある電気ケトルや電子レンジなどと大差ないか少し大きいくらいで、静かさを謳っているだけあって許容範囲に収まっています。ひとつ部屋を隔ててしまえば殆ど気にならないのではないでしょうか。
ただ振動はそれなりにあり、本体の底面が防振ゴムになっていますがそれなりに響きます。ただこちらは下にタオルなどを敷けばかなり抑えられるので、そこまで気になるものでもありません。
少々洗いづらいが煮沸消毒可能
難点としてはパッキンとカップ台が少々洗い難いことです。パッキンをカップ台から取り外すのに、爪楊枝や竹串などの細長いものを使って浮き上がらせる必要があります。またカップ台はカッターと一体型なので、それらの接合部が洗い難いです。ブラシを使うか、流水で洗い流してしまうかの選択となり、気軽にしっかり洗えません。また、食器洗い機や乾燥機は使えません。
ただガラスカップ・カップ台・パッキンは煮沸消毒ができるので、衛生面のメンテナンスで難しい事はありません。加熱前から投入して沸騰させると説明書に記載されているので注意です。
低出力なので硬すぎる物はNG
コンパクトな製品で消費電力は160wです。1500wの大型ミキサーもある事を考えると、ミキサーとしてのパワーは強くありません。氷や硬い野菜も一応砕くことができますが、○cm角に切っておくといったサイズが決められています。説明書に記載されている調理できないものの一例は下記の通りです。
- 非常にかたい材料（塊のかつおぶし・氷砂糖・乾燥大豆など）
- 漢方薬類
- 肉・魚類のミンチ
- 野菜のみじん切り、すりおろし
- 冷凍食品
- 乾燥させた果物類（レーズンなど）
- 非常に繊維の多いもの（たくあんなど）
- ねばりの強い材料（とろろいもなど）
- 水分の少ない材料（ゆでたじゃがいもなど）
スムージー程度なら充分な性能
総評として、一人前のスムージーを作るには充分な性能を備えており、サイズ・価格・メンテナンスなどもろもろお手軽なのでオススメです。飼い犬が寝ている間にこれで朝食を済ませて時間に余裕をもたせています。
