インターネット上での活気を見る限り、FXは人気の投資商品と言えると思います。専業・副業問わず、たくさんのトレーダーが色々な相場でポジションを持ち、損益報告している様子が見られ、大きな損をした人の阿鼻叫喚の書き込みは皮肉にも一種のコンテンツとして楽しまれている側面もあります。
理由としては、やはり低額の自己資金からでも始められるうえ、低額でもレバレッジにより高額での取引が可能になると言うことでしょうか。またFXに関しては24時間取引ができるので、仕事終わりやスキマ時間でも取引が出来る点が大きいと思われます。
ただそんな投資としてはメジャーでお手軽なFXですが、個人的には低レバレッジでも副業でやるべきではないと考えます、以下にその理由を挙げていきます。
即座に決済できない時間帯が長い
就寝中や仕事中にポジションを持っていると、急な値動きに対応できず、利益を逃したり損失が大きくなる可能性が高いです。また常に相場を気にかけていては安眠や仕事のクオリティに影響が出てしまいます。兼業では常に集中して相場を見張ることができる時間はそれほど長くないでしょう。
リスクを抑えて的確にトレードをしたい場合はやはりまとまった時間をとることが大事だと思います、仮想通貨のFXなど銘柄や取引所によっては土日もトレードが可能なので、休みの日にそれを利用するのも手です。
勝率の低いトレードをしてしまう恐れがある
仕事終わりなど限られた時間帯にトレードをするとしても、値動きを見ていられる時間は2~3時間程度です。その時間内にチャンスと思える瞬間が来なかったら、何もせず時間が過ぎる徒労感を覚えたり、金額的な目標を掲げている場合は無理なエントリーをしてしまう可能性があります。
また逆にクローズのタイミングも適切でなくなり、結果的に狼狽したような売り買いになる恐れがあります。このことからトレードに直接関係ない時間制限のルールを儲ける事はあまり良い結果をもたらさないと考えます。比べて専業のトレーダーは、ほぼ起きている時間をトレードに注ぐ事が出来るので、トレードチャンスを含め圧倒的なアドバンテージがあると言えます。
兼業トレーダーと、時間の許す限り相場を注視し続ける事ができる専業トレーダーや、大口の投資家では同じ土俵で戦っているとは言い難いでしょう、副業で投資を行う場合には中長期を見越した売買や、現物の取引・積み立てがやはり手堅いです。
どうしてもFXにこだわる場合は金額面の短期目標は立ててはいけません。不確定要素によって達成と未達成が変わるからです。上手いトレードでも未達成する事はあるし、下手なトレードでも達成する事があるので、結果を重視して間違った反省をしてしまう可能性もあります。
こんな記事を書きましたが私はFXの経験には乏しく、安くない損をした体験を基に自戒を込めて書いています。なのでマイナスの側面しか書けませんでしたが、正しく経験を積めばトレードのスキルは大きな財産になると思うので、リスクをできるだけ抑えて経験を積むのが望ましいですね。