🎮人生が楽しくなる生き方は、ゲーム感覚で考えること

人生をゲーム感覚で考えると前向きに生きられるかも

人生は壮大すぎるゲーム

この多様化した世界で、自らの長い人生をどう生きるか、何を目的や目標にするかといった生き方について悩む事は、多かれ少なかれ誰にでもある事だと思います。正解の無い問題なので、答えがまったく見えてこない方もいるかもしれません。そんな方へ私から一つの考え方を提案したいと思います。

それは「人生をゲームのようなもの」と考えて生きる事です。

自らが主人公の「RPG(ロールプレイングゲーム)」思考

一口にゲームと言ってもジャンルやコンセプトが多種多様なのでイメージし難いですが、ここで想像していただきたいのはRPGです。ゲームの経験が少ない方向けに説明すると、RPGとは主人公を操作して物語に沿った課題や試練を乗り越え、最終目標の達成まで物語を追体験するゲームです。課題とは主に悪役やモンスターを倒すことで、それらは物語の進行によって手ごわくなり、そのため操作するキャラクターを鍛える小目標が常にあります。

人生もこれと似たような物と思うと考える敷居が低くなるのではないでしょうか。学校でも会社でも、最初は簡単な課題やタスクから始まり、徐々に大きなタスクを対応するようになっていきます。こういった経験を積む事をゲームでは数値化され、経験値を稼いでレベルを上げるという行為に置き換えています。そして現実においても数値化されていないだけでレベル上げの概念は存在していると私は思っています。

大抵のRPGではレベルを上げるために稼ぐ経験値の数量は明示されていますが、現実ではもちろん明示しようが無いので、自らの成長が感じられず、この不安が永遠に続くのではないかと思う時期も存在するでしょう。

しかしそれをゲームの感覚で捉えると、効率が悪くてもいずれレベルは上がるという思考に切り替えたり、現在の経験値稼ぎの方法に疑問を覚えて別の効率の良い方法を考えてみたり、より難解な課題にチャレンジする時期なのではという結論にたどり着く事が出来ます。

またゲームではレベルが上がっていくにつれて、必要な経験値の数量も比例して上がっていき、究極を求めると桁違いの時間がかかるようになっています。なので大概のゲームプレイヤー達は一通り遊んで、これ以上は今までよりも多くの時間を要する所まで来たら次の新しいゲームを遊びます。

しかし一部の自らの好みに完璧にマッチするゲームに出会えた時は時間を顧みずに究極を求めてプレイし続けます。こういった側面も人生に置き換えてみると理にかなっているのではないでしょうか。

自分がいくらでも遊びたいと思えるゲームと同等の事は何か探してみましょう。

自分が理想とする何かに出会えた時はとことんまで追求して、そこまででもない物はある程度の所で線引きをして次の何かに移った方がより人生を楽しめると思います。

延々と続く筋書きないシナリオ

ただ人生がゲームと違うのは、目的や課題は概ね自分で定める必要があるのと、ゲームには物語の完結がありますが、現実は目標を達成しても生きている限り完結しない事です。

例えば親の言われるがままに壮絶な受験勉強を経て、志望校に合格した受験生が燃え尽き症候群にかかるというのはよく聞く話ですが、他者に定められた大きな目標を最終地点としてしまった典型例ですね。上述したとおり人生においては目標を達成しても、基本的にその先を見据える事を余儀なくされます。

しかしこれをポジティブに捉えると、途方もない長い時間を費やす余地があるという事です。大抵のゲームには物語だけでなく、システム面でも必ず終わりが来ます。レベルやキャラクターの能力が最高値まで到達し、全てのアイテムや敵を観測し、未知の要素が何もなくなる状態が買い切りのゲームにはいずれ訪れます。

どんなに自分の好みのゲームで一生遊び続けたいと思っても、これ以上はその世界に面白みを感じられないという別れがありますが、人生にはそれがありません。とある物事に見切りをつけたら、ゲームソフトを替えるかのように、また自分の興味ある何かに視点を切り替えればよいのです。

またこの途方もない時間は創作ととても相性が良いです、現実にあってゲームに無いもう一つの要素は無限の創造性です。

マインクラフトなどの創造性を刺激するサンドボックスゲームも存在しますが、その創造性を発揮できる対象はゲーム内のピクセルのみです。対して現実の創作にルールは殆どありませんし、その追求は半永久的です。何か創作の趣味を持つと現実世界のゲーム性がぐっと幅広くなります。

これまでの世相は、定年や職業の寿命まで目いっぱい働いてからを余生や第二の人生とする風潮でしたが、終身雇用の概念が薄れて多様化が進むこれからの時代は第三・第四・第五の人生、または第一と第二の人生を並行してプレイするといった生き方も視野に入れてみてもよいと思います。

まとめると、ゲームのシステムは現実の人生にも置き換えられる概念がいくつか存在し、ゲームの楽しみ方は人生の楽しみ方にも通じるという事でした。どうしても常に楽しい気持ちで居る事は難しい世の中ですが、少しの考え方の違いで変わる景色は良い景色に変えていきたいですね。

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