先日まで風邪が長引いてずっと体調が悪く、今までの人生であまり見られなかった症状も出てきたので、久しぶりに風邪で病院にかかろうと思い近所を調べたら耳鼻科と内科が両方とも無理せず行ける範囲にありました。
そのときの症状として、普段は鼻炎ではないのですが副鼻腔炎(ちくのう)のように粘液が出ていることから、まず耳鼻科にかかろうとしたら休診だったため、やむを得ず内科にかかった時のことを踏まえて記事にいたします。
普通の風邪の症状なら耳鼻咽喉科と内科のどちらでも良さそう
問診で内科の医師に、うがいをしたら茶色の痰のような粘液が出ると伝えたところ、喉のチェックと聴診器の診断の後に、風邪薬と喉と鼻の薬、抗生物質の4種の薬を出してもらいました。
数日後、薬を飲んでも全快に至らなかったので改めて耳鼻科で診てもらったところ、ファイバースコープを使って鼻と喉の奥を見られ、蓄膿ではなく上咽頭炎と言う診断をきちんとしていただく事ができました。
個人的には耳鼻科に行ったことで発症している部位が特定できて、蓄膿ではない事も分かって満足でしたが、処方された鼻の薬と抗生物質が前回の内科で出された物と一緒だったので、内科の診断でもまったく問題は無かったようです。
このことから、通常の風邪ならどちらの科を外来しても、そこまで診断に差が出ない事がわかりました。
耳鼻科はその部位における専門の器具が揃っているので、鼻や耳にも症状が出ている場合は詳しく診てもらう事ができます。そのかわりファイバースコープなどを使った場合は診療代が少し高くなり、また綿棒などを鼻の奥に突っ込まれたりして割と痛いので覚悟が必要です。
そして鼻や耳じゃなく、気管支や全身の症状がみられる場合は内科の方を選んだ方がよいかもしれませんね。
大事なのは異変を感じたら病院に行き、しっかり症状を伝えること
身も蓋もないですが、異変を感じたらどちらの科でもよいから早く病院に行き、出来る限り症状を細かく伝えるのが大切ということですね。私の場合はきちんと分泌液の件を伝えたのが良かったのかもしれません。
余談ですが内科での問診のときに、うがいで茶色の「痰」が出ると伝えたところ先生から、痰とは咳と一緒に出るものを指していて、うがいであなたが出しているものは恐らく鼻から喉に下りてきているものだろうと指摘を受けて、これには目から鱗でした。
痰とは気管支などの分泌液を咳とともに出す働きで、鼻からの分泌液が喉に下りてくることを「後鼻漏」と言い、それが痰のように咳で出る事もあるようです。出るものは同じように見えて発生源が違うので割と大きな違いですね。