身内の記念日などの奮発したディナーに焼肉を選ぶ事が多いのですが、ここ数年で4軒のチェーン店をまわった感想を記事にします。
高級焼肉店は一生に一度は行っておくべき
私は平凡な家庭かつ、遠出を好まない親だったので少年時代は贅沢な外食をした事が無く、大人になってから大奮発して初めて叙々苑などの高級焼肉屋に行きました。そこでいいお肉を口にした時の衝撃はかなりのインパクトの思い出になったので、イベント感覚で行ってみる事をオススメします。
ランチもお手軽でよいですが、やはり予算を充分に用意して好きなお肉を選んでお腹いっぱい食べるのは別格の楽しさです。
一回の食事で万単位の予算は敷居が高いかもしれませんが、高級焼肉ですと一般的な1人前の食事で1万円ちょっとなので、旅行やテーマパーク・ライブと比べてべらぼうに高額なわけではありません。舌が肥えてなければ、それらのイベントと同等の思い出になります。
焼肉屋はいわゆる俗っぽいお店でマナーに厳しいわけでもないので、入りやすさの意味でも一番身近な高級食ではないでしょうか。
叙々苑は全てが上等な高級店
叙々苑は新宿小田急ハルク店に伺いましたが、落ち着いた店構えに楽器の生演奏がBGMで、それなりに混んでいても注文はすぐに来て接客も丁寧、お肉は味わった事が無い美味しさで語彙が失われます。
とろけて、ほどけて、サシの多いお肉は口が油いっぱいになるけど脂っこくないです。舌が庶民な私には経験したこと無い驚きの連続でした。
山水はお肉へのこだわりが凄い
東京の焼肉チェーンである山水は、国分寺が元祖なのですがギンザシックスに一昨年開店した銀座店にお伺いしました。広々とした店内でリラックスしてお食事ができます。
このお店はお肉のメニューが豊富で、色々な部位が楽しめます。希少部位のザブトンを頼んだ時には、店員さんがさっと焼いて提供してくれました。そのザブトンはうま味のある油が口いっぱいに広がり、動物の肉を焼いただけとは思えないような食感でした。その他にも焼き方を丁寧に教えてくれて、お肉に関するホスピタリティが抜群です。
実家のような安心感の大衆店、牛角
比較的気軽に行けるのが牛角ですね。少々手狭ですが活気あふれる店内で、店舗によって差があるかもしれませんが店員さんの接客も教育が行き届いています。お肉は高級店を体験してしまうと、少し物足りなく感じることもありますが、食べ飲み放題で豊富なメニューを気兼ねなく楽しめます。
ただ店にもよると思いますが、上述した通り席の間隔が近いので悪く言えば騒がしいと感じるかもしれません。落ち着いて食事を楽しみたいなら慎重に店を選ぶか上のランクのお店に行きましょう。
雰囲気は高級店のトラジ
トラジは落ち着いた店内で、清潔感ある制服の店員さんが接客をしてくれて高級店の雰囲気を感じさせます。全体的に黒を基調としたデザインで、席の間隔は牛角よりもゆったりしていました。上等なランクのお肉もメニューに並んでおり、厚みやサシがしっかりしたお肉を楽しめるにも関わらず、予算は牛角を大きく上回るという訳でもなくコスパの良さを感じさせます。
ですが私が伺った池袋東口店は、初回のオーダーの一部を忘れられたりテーブルを間違えられる、火加減の調節や網交換に来たり来なかったりと、人手不足か店員同士のコミュニケーションが取れていないようでした。接客クオリティは大衆店寄りですね。口コミを確認して接客が良い店舗であればデートにも良いと思います。
各店舗の体験を改めて思い返した結果、大衆店は当たり外れが存在しますが、やはり高級店はその期待を裏切らない別格の体験が出来る所だと実感しました。
上述しましたが、いいお食事は食材の品質だけじゃなく、お店の雰囲気や接客の良さ、食べた時の感動すべてパッケージされた思い出になるので、ひとつのレジャーとしてオススメです。
