ノーズワークで犬と遊ぼう、良い効果がたくさん。

ノーズワークという屋内で遊べるうえ、犬の本能と欲求を満たす運動についてまとめました。

どの犬でも屋内で楽しめるゲーム

飼い犬にとっての至上の喜びは、食事を除くと飼い主とのコミュニケーションや運動に尽きると思いますが、そこまで広くないお宅になると、雨などの悪天候で散歩に行けない日はどうしてもワンちゃんの体力を持て余し気味になりますよね。

まだ色々な遊びを覚えていない子犬は特にそうで、夜中に突然狂ったように走り回る事もあります。

ノーズワークとは、子犬から成犬・老犬まで、果ては心に傷を負っていたり体の一部や視覚が不自由なワンちゃんでも犬としての本能を目いっぱい活かせられる、運動およびストレス解消を兼ねた遊びです。

おしゃれな言い方をしていますが、大雑把に言うと匂いのあるおやつ等を隠してワンちゃんに探させるだけです。自分の両手を使って片手にフードを隠し「どっちだ?」とやるのもノーズワークの一環です。

本能を満たす成功体験

犬にとって嗅覚を頼りに集中して獲物を探し当て、自らの力で報酬を得るというのは本能に基づいた至上の喜びであり、場所や犬の状態を問わず心を満たすことができる体験として、アメリカから発祥して世界の愛犬家たちに広まってきています。

嗅覚は犬のなかで最も優れた感覚器官で、生後すぐに使えるようになり、老犬になっても最後まで使えると言われています。この器官と犬にとっての本能や欲求を満たしながら、集中力や自立心を育み、飼い主とのコミュニケーションにも繋がるのがノーズワークとのことです。

確かに私が飼っているウェスティ(ウエストハイランドホワイトテリア)もテリア種なだけあってかなり好奇心旺盛で、散歩に行けば常に鼻を利かせて隙あらば拾い食いをしようとします。

しかし外の散歩におけるそれらの行為は衛生面のリスクや誤飲に繋がってしまうため、場合によっては強制的に止めさせざるを得ません。でもノーズワークの場を設けてあげれば、飼い主の管理下で安全に飼い犬の好奇心を満たせることができます。

競技の側面もあり

またルールが確立されたスポーツとしてのノーズワークも存在し、こちらはワンちゃんの自主性や能力の限界に挑戦する麻薬探知犬のお仕事のような内容になっています。

競技としてのノーズワークはまずオヤツではなくアロマオイルで匂いをつけた綿を入れたボトルなどを飼い主の指示がない状況で探させ、ランクおよび難易度によって匂いの種類・屋外/屋内の場所・探す数・フェイクの匂いといった要素が変化してくるようです。

国内外で体験会および競技会が行われているようなので、より高いレベルでのワンちゃんとのコミュニケーションに興味がある方は調べてみてください。

やんちゃな遊びとトレーニングだけだったらワンちゃんも飼い主も疲れてしまいますので、ノーズワークのような犬が自主的に集中してくれる落ち着いた遊びを取り入れると良いアクセントになりますね。

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