転売や「せどり」は実は奥が深い代表的な副業
ここ最近は副業が人々の関心を集めていますが、それ以前からお小遣い稼ぎ感覚で様々な方面から注目されていたのが転売ですね。ライブチケットの転売なんかはここ数年で状況が大きく変わり、今では逮捕者が出たり法律による規制まで一歩手前という様子です。
ただそれ以外の商材に関しては今も変わらずで、プレミアが付きそうな商材や限定商品なんかはスマホの普及も相まって、すぐに転売ブログなんかで取り上げられては買い占めの憂き目にあい、人類総転売屋なんて言ってもいいのではないでしょうか。
限定商品だけじゃない、スキマを狙った転売
ただ利ざやを得られる商材は限定品だけじゃありませんし、問屋などから卸してもらうとか難しい事をする必要もありません。
私も無職だった数年前に転売で生計を立てていた事がありましたが、取り扱っていた商材はプレミア商品やチケットではありませんでした。その経験談とその時に得た簡単なノウハウをお話しします。
当時はスマホゲーがブームになり始めて、グリーやモバゲーが業界のトップに立ち、一般的にはソーシャルゲーム略してソシャゲーと呼ばれていました。
あの頃はRMT(リアル・マネー・トレード)がゲーム内で横行しており、主にヤフオクでゲームデータを現金で売買するのが非常に盛んでした。
私はそのゲームデータを転売する事で利益を得ていました。ゲーム上で詐欺を働いたり、データを改ざんする等の不正行為ではなく、ヤフオクで購入したものをヤフオクで売って生計を立てていました。
ネットで掘り出し物を探すのは意外と簡単
ヤフオク内で売買をして利益を得る為には高値で売れる商品を安値で買う、いわゆる『掘り出し物』を探すのですが、ネット上で掘り出し物として埋もれるというのはどういう事なのか考えてみましょう。
埋もれるというのは見つけられなくなると言う事です。ネット上で何かを見つけようとする行為と言えば『検索』で、検索はネットショッピングでも欠かせない行為です。
つまりネット上で見つけられない物というのは、タイトルや説明のテキストが検索にひっかかりにくいのが原因なのでそこを突けば良いんです。
具体的に言うと『重要なワードが無い』『誤字脱字している』『説明が短い』状態の出品を探せば掘り出し物を見つけやすくなります。
当時の私の探し方としては『商品名にゲームタイトルが無い』『細かく書かれていない(セット出品なのに、それぞれの情報が無い)』『キャラ名などを間違えている』ような出品を探す為にわざと語句を間違えたり、マイナス検索を多用して検索にひっかかりやすい出品を除外して掘り出し物を見つけていました。
これを他の商材で考えると『ブランド名だけ』『ブランド名のスペルミス』みたいな感じになりますでしょうか。こういう小技は転売目的じゃなくてもヤフオクやメルカリなどのフリマサイトで使えると思います。
掘り出し物を見つけたら相場を検索して利益が出るものを購入します。そして逆に検索にひっかかりやすい商品名や説明を設定して販売すれば、高い値が付きやすくなるでしょう。
稼げる仕組みのヒントは流行
中身は単純ですが、当時はスマホゲー全盛期だったのでこれだけで充分な利益でした。ただその後はトレード規制などゲームの規約が厳しくなり、この簡単な稼ぎ方もすぐに出来なくなってしまいました。
ただこれも見方を変えると、流行りものは色んな所に稼げるチャンスが眠っているという事になりますね。流行っている物をただ眺めたり楽しむだけではなく、これを利用して稼ぐ方法は無いかと観察すると、どんどん自分のアンテナが鋭くなっていきます。
転売のメリットとデメリット
私が身を持って実感した事ですが、転売は誰でもできるのがメリットですが反対に有用なスキルは殆ど身に付きません。物を仕入れては送るという行為も結構な手間で、個人で専業で行うには収入に見合わないリソースである事が殆どです。
結局は時間をお金に換える行為とそこまで変わらないので、お小遣い稼ぎ感覚でやるのが一番です。
仕事などで得られるリターンはお金だけではありません。別の機会にその事について書いていこうと思います。