12月10日に期待のAAAタイトル『サイバーパンク2077』が延期を経てついに発売されたので、数時間プレイしたうえでの評価レビューを記事にします。
現代ゲームの集大成
総評としては、現代のアクション・シューティングゲームの良い所取りをした、PS4・Xbox OneからPS5・Xbox Series Xの次世代機への移り変わりに相応しい集大成的なゲームとなっています。
まずダウンロード版のインストール容量は100GBを超えており、さらに発売直後に20GBのアップデートファイルもダウンロードさせられ、かなり時間がかかりました。これだけで本タイトルの壮大さが際立ちます。
ネットの回線速度や本体容量を気にする方はパッケージ版を買った方がいいかもしれません。
PS5ならかなり快適でも若干のロード有り
私はPS5でプレイを始めましたが大容量のオープンワールドRPGだけあって、プレイ開始時や、屋内の閉鎖ステージから屋外の広いマップに遷移する時に10数秒前後のロードがあります。
それ以外のコンティニュー時などのロードは気にするほどではなく、ゲームのテンポを損なうほどのロードは今のところ体験してません。
ネット上の評判では、PS4など現行機ではグラフィックとロードにやや不満が残るようなので、どちらかというと次世代機に最適化されているのかもしれません。
なおPS4で本タイトルを購入・プレイしてもPS5で問題なく続きをプレイできるはずなので安心してください。
規制はあるが日本語訳と吹き替えがとても丁寧
洋ゲーの懸念点としてありがちなのが変な日本語の翻訳ですが、とても丁寧に翻訳されていてまったく気になりません。関西弁のようなキャラも登場したり、サイバーパンクの世界観と切っても切れないアジアの雰囲気を感じさせてくれます。
日本版の規制は公式サイトにも書いてありますが下記の通りです。
- 裸体のキャラクターへ下着着用
- 一部性表現描写の変更
- 人体欠損の切断面・露出した内臓の変更(欠損自体は有り)
- 卑猥な看板・落書き・オブジェクトの修正
過激な表現は修正されてしまったものの、Fallout3のようにイベントごと無くなるといったような事はありません。
世界観の演出は最高だがグラフィックの質はそれなり
サイバーパンクの大まかな意味はリアリティと未来が入り混じった世界観のことで、そのビジュアルはアジア圏の近代と最先端が入り混じる街並みで表現されることが多くなっています。
そして本作もその例に漏れず、SF好きがイメージするサイバーパンクを忠実に再現しています。
しかし充分に綺麗であるという前置きのうえで、グラフィックの繊細さにおいては最先端の他ゲームと比べると一歩劣るかなという感想を抱きました。ただその質感も荒廃したイメージを与えるエッセンスになっていると受け取ることもできます。
FalloutとGTAを足したような濃密なゲーム性
ゲーム性においてはFPS(一人称視点)のアクションシューティングで、車を運転する時はTPS(三人称視点)も設定できます。
またFalloutのようにキャラクターの能力や外見・性別を自由に設定でき、数百種類あるPerk(スキル)のアンロックも自由にできるうえ、武器には追加効果とレアリティの概念があり、ハクスラ要素も含まれています。
街を自由に歩いてサブクエストを進めたり、違法行為を行うと警察に追われたりするオープンワールドマップなので、洋ゲーの良い所取りをしたゲームとしか表現しようがありません。
本気でプレイしたら年末年始が潰れるであろう超大作確定の本作は、オープンワールドとアクションシューティングが好きなら購入一択かと思います。
私のTwitchにてプレイ動画を実況配信しており、下記はアーカイブのリンクになりますので、気になる方は是非ご覧になってください。よろしければフォローもお願いいたします。
参考 【サイパン】ひろきゅんのサイバーパンク2077 初見1日目