犬の避妊手術後に重度の下痢と嘔吐!完治するまでの経過

犬が避妊手術後に下痢と嘔吐を繰り返して胃腸炎になった経過を記事にします。

先日、我が家のウェスティの避妊手術を行ったのですが、日帰りでの退院後しばらくして胃腸炎のような体調不良に急激に陥ってしまったので、その経過を記事にしました。

胃腸炎の時のウェスティはご飯を少しだけ食べて寝るばかりでした。

避妊手術自体は問題なさそう

最初のヒートが終わり、一歳になったあたりで行きつけの動物病院にて避妊手術をしていただきました。2度目以降のヒートを迎えてからの避妊手術は、0~1回時の手術より子宮疾患に罹患する可能性が跳ね上がってしまうからです。

不安は拭えませんでしたが、近辺では名医と呼ばれているお医者様だったので信じて送り出し、とりあえずは無事に当日中に退院できました。傷跡は今では全くと言っていいほど目立たなくなっています。

しばらくは手術明けをさほど感じない元気な様子

退院当日は痛みと全身麻酔で常に息が荒く、寝る体勢も定まらないといった様子で非常に痛々しかったのですが、翌々日あたりからは概ねいつも通りのテンションで、おてんば娘が帰ってきたといった感じでした。

ただ飼い主が寝ている早朝にオシッコなどして騒ぎこちらを呼ぶ行為が続いていますが、預かり手術のストレスによる一時的なものかと思い特に気にはしませんでした。

避妊手術後に、一過性の失禁や頻尿になってしまう子は少なくなく、また数年後にホルモンの乱れによる尿失禁を発症してしまう子も一部いるようです。

だんだんと排便の不調と嘔吐が見られる

手術から数日後には散歩にも出られるほどの元気さでしたが、お腹の調子が安定せず便も軟便でキレが悪いことがあったり、早朝に少量だけ嘔吐するなど、胃腸が本調子ではない状態が数日続きました。

しかし見た目はケロっとしているので、フードをふやかしたりで対処していたのですが、今思うとここできちんと病院に行ったり、休ませていれば良かったのかもしれません。

朝の体調不良と嘔吐・下痢

手術から一週間を過ぎたあたりから朝の食欲が無くなってご飯を食べない日があり、手から与えたりと食べてくれるように工夫しても嘔吐してしまうなど、体調不良が徐々に顕著になってきました。

とりあえず数日様子見をしたのですが良くならず、病院に行こうとした日の昼に突然大量の黒めの便や下痢、血が混じった粘液便をしてしまい、大慌てで病院に行くと、下痢止めの注射をされたうえで下痢止め・吐き気止めの飲み薬と、消化に良いフードの『ヒルズ犬用i/d消化ケア チキン&野菜入りシチュー』の缶詰をいただきました。

翌日も下痢を起こしたために今度は往診で獣医さんに来てもらい、同様の注射をしてもらいました。そこから投薬により、食事量は少なくたまに嘔吐するものの、ほんの少しずつですが良くなってきているように思える状態でした。ここまでで手術から15日あたりで、4~5日まともに物を食べられていないので栄養面において気が気じゃありません。

投薬で徐々に回復

回復の兆しが見えてきたのは手術から20日ほどで、嘔吐の頻度が減って吐しゃ物も胃液だけと落ち着き、ウンチも軟便で鮮血がありますが色も落ち着いて周期的に排便するようになってきて、予断を許さない状況ですが光明が見えて一安心しました。

本人はとても食欲があるみたいで、ご飯の時間には健康な時以上に目を輝かせてきますが、まだ食事量を増やす段階にはないので非常に心が痛みます。

手術から一ヶ月でようやく寛解

缶詰を与える日々を続け、手術から4週間あたりでようやく便の状態が元通りになり、見た目の様子や食欲も手術前と変わりない調子に戻ったため、ドライフードを少しずつ足していきました。

体重が1キロも減ってしまい、嘔吐と下痢がピークの時は本当に心配でお別れも覚悟しましたが、良くなってくれて本当にホッとしました。

しかし療養生活の弊害として、調子が悪い時はなるべく優しくして日中はあまりケージにも入れずに、好きなように過ごさせていた結果すこしワガママになってしまったような気がします。

嘔吐・下痢の時は原因を思い起こし、場合によってはとにかく安静に

今回の失敗は、手術という大きな状態の変化があったうえで嘔吐・下痢が始まったにも関わらず楽観視してしまい、健康な時のたまにする嘔吐などと同一に考えて対応してしまったことです。

お腹を切って臓器を摘出したうえ、ホルモンバランスに直結する部分ですから、短期的に体調が大きく変化してもおかしくない状況と考えればわかるので、うちの子に対して本当に申し訳ないことをしてしまったと反省しています。

他の原因として考えられるのは、口コミ評価がとても高い動物用サプリの『アニマストラス』を手術前後から与え始めていたことです。その評判からとても良い製品であることは間違いないのですが、うちの子には合わなかったのかもしれません。

また、一部のサイトでは換毛期も犬の負担となるという情報が見られたので、色々な悪い要素が重なってしまったのかなと思いました。今後、同様の体調不良が見られたうえで原因が思い当たる場合は、食事療法を気を付けたいと思います。

ヒルズの消化ケアの缶詰が品薄に

動物病院で療法食として『ヒルズ犬用i/d消化ケア チキン&野菜入りシチュー』缶詰を処方され、残り少なくなったのでお店やショッピングサイトを探し回ったとき、なぜかメーカー欠品で困りました。

また動物病院にかかった際に処方していただいて事なきを得ましたが、季節の変わり目など胃腸炎が流行る時期は品薄になりやすいのでしょうか?とりあえず流通が落ち着いた時に買い置きをしておこうと考えています。

胃腸の調子が悪い時はオヤツやサプリなど余計なものはあげなくてよい

これは個体差もあると思いますが、胃腸の不良で療養中は余計なものはあげず、処方されたフードを指示通り食べさせ、ドライフードもふやかすのが一番に思いました。

よかれと思ってサプリを与えても、数時間後に吐いちゃったり緩いウンチが出るなどしてしまい、目に見えて良い結果が起きることはありませんでした。サプリを与えるにしても獣医さんの判断を仰ぐのが一番だと思います。

今回の件でたくさん情報収集をしましたが、本当に避妊手術後の経過がワンちゃんによって異なるので記録としてうちの子の様子も記事にいたしました。他の方の参考になれば幸いです。

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