『天気の子』感想、人生で最高に尊い傑作アニメ映画

2019年の夏の話題作、新海誠監督の最新映画『天気の子』の感想です。

だいぶ遅ればせながら、新海誠監督の新作映画『天気の子』を観てきました。今回はその感想を記事にいたします。ネタバレは結構ありますのでご注意ください。

2016年に公開された前作『君の名は。』が興行収入250億という邦画ランキング2位となる記録を打ち立て、社会現象となりつつも世界観などが賛否両論を呼んだ新海監督ですが、今回も東宝とRADWIMPSでユニットを組んでの製作となり、言うまでもなく期待は大きかったですが、蓋を開けてみると…

尊い

と、と、と…

尊い~~~~~~~~~~~~~~~~~😭

語彙が無くなるとか誇張じゃなく本当に尊いという言葉がぴったり来るぐらいに尊い作品です。映像も、音楽も、ストーリーも何もかもが尊い👏😭

CGもふんだんに盛り込んだ圧倒的な映像美とテンポの良さ

季節感は夏なのでそれにまつわるシーンや、新海監督作品の代名詞ともいえる背景や質感の美しさだけでなく、都市の遠景を映したシーンなどが壮大なCGで表現されており、下品な話ですが、君の名はと比べても金のかけ方が半端ないなと思いました。

身内に過去作からの新海監督ファンがおりますが、監督がこれだけ金をかけてもらえる作家となったことに涙が出たと言っていました。

先日鑑賞した『海獣の子供』も相当なものでしたが、本作も違うベクトルで水の表現を含め圧倒的なインパクトの映像美です。

アニメ映画「海獣の子供」は綺麗な映像でオススメです 🎦映画『海獣の子供』感想。映像と音楽は最高に良い!

そしてとにかくテンポが良いですね、編集が上手なYoutuberの動画みたいな場面の繋ぎ方で、心地よい間隔で多くの情報を映像で伝えてくれる印象を受けました。お金のかかっているアニメならではの表現か、今の若者に合わせた見せ方とも思います。

前作以上にマッチしているラッドの音楽

今回も歌付きのラッドの曲が劇中で流れました、前作はミュージックビデオみたいといった意見もありましたが、今作は個人的に全くそのように感じず自然と要所で曲が挿入されていると感じました。

前作は「前前前世」という曲と劇中に歌付きで流すという斬新さのインパクトが相まって身構えた面もありましたが、その構成に慣れたことや、また三浦透子さんという女性ボーカルやコーラスを交えて曲の幅が広がったのも感情移入しやすくて良かったですね。

余談ですが、本編開始前に流れるアニメ映画予告編が、主題歌を歌う流行りのアーティストの名前を軒並み大きく提示していて君の名はの影響力を感じました。

クセの強さを感じさせない爽やかなストーリー

公開直後のストーリーにおける一部の評判では「セカイ系」や「エロゲー」と言った言葉が流れており、それを頭の隅に置いて鑑賞していたのですが一見するとそのようなアクの強さは感じられません。

セカイ系とは、簡単に言うと小さなコミュニティの中の(主に)未熟な少年少女のエゴや行動が世界規模の大問題に発展してとんでもないことになっていく的なお話です。明確な定義はありません。

具体的な作品で言うと「新世紀エヴァンゲリオン」「涼宮ハルヒの憂鬱」「魔法少女まどか☆マギカ」「最終兵器彼女」などがセカイ系と呼ばれるメジャータイトルです。

それを念頭に置いてストーリーを思い起こすと確かにセカイ系なんですよね、帆高も陽菜も自分のエゴで大人を振り回しめちゃくちゃやって大問題を引き起こします。

とあるネットユーザーが劇中でいくつ犯罪行為が行われているか数えるという遊びをするくらいです。

ただ終始めちゃくちゃ爽やかな尊い青春に包まれてるんですよ。包まれていながらも、帆高と陽菜に対して、現実世界での正論を代弁するかのような大人と警察の存在もたくさん介入してきます。

そこで帆高と陽菜はどういう選択をして、どのような結末を迎えるのか。ぜひ本編を観てほしいです。

帆高、おめぇ最高だよ!【ネタバレ】

帆高は甘い考えで東京に来た未熟な子供です。全編通して未熟で行き当たりばったりなまま立ち回り、己のエゴを貫こうとします。

現実だったら袋叩きで針のむしろでしょう、誰も味方になってくれないと思います。でも帆高はフィクションの主人公に最適な要素が備わっています。それは純粋無垢で真っ直ぐな所です。

帆高は未熟なりに覚悟を決めて陽菜と向き合います、大人に諭されようが大衆に笑われようがもう帆高はお構いなしです。応援しないわけにはいかないじゃないですか!!

もう終盤のスクーターから私のテンションは最高潮です。行けー!帆高がんばれー!心は応援上映です。

誰かに迷惑をかけようが世界を大きく狂わせようが、それを背負う覚悟を決めて好きな女を選んだ帆高の選択を僕は全肯定します。フィクション最高!

『天気の子』と『君の名は。』どっちがおもしろい?

「天気の子」は爽やかなストーリーであるうえ、終盤に向けてテンションが最高潮に向かっていく流れです。

「君の名は。」は天気の子と比べるとSFとファンタジー色が強くなり、恋というよりは愛情の描写が強いように思えます、また終盤の展開もテンションが激しく乱高下して泣きポイントがたくさん散りばめられている印象です。

同じ監督で大筋の作風は同じでもかなり毛色の違う作品ですね。

「君の名は。」は私も涙を流して強く記憶に残る作品で「天気の子」は心に爽やかな余韻が残り何度でも観たくなる作品です。どちらが良いかは本当に決められません。

以上、とにかく尊い大ヒット当然の映画でした。今年は本当に色々な意味で話題の映画が続々と出てきて豊作な一年なので、残りの下半期もたくさん劇場に足を運びたいです。

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