給食の完食指導や残食は、食育や好き嫌い克服とは関係ない

子どもの好き嫌い、給食の完食や残食は矯正することではない

子供の頃の偏食や、給食の残食はその後の食生活に影響なし

何やらいまだに完食指導を行っている学校が数多くあるようで、直近のニュースも含めたびたび話題になっていますね。

かく言う私も学生時代は好き嫌いだらけで、小中学校の給食で完食できたことは片手で数えられるくらいしか無かったと思います。幸い行き過ぎた指導は無かったので、居残りさせられたり先生に目をつけられる等はありませんでした。

そんな給食について、実際に食べられない立場だった私が実体験を書いていこうと思います。

色々な環境と理由で、完食できないものはできない

まず私は好き嫌いがとても多い子供でした。大体の生野菜と生の海鮮が嫌いで、苦味・えぐ味・臭みがだめでした。今思うと味覚が過敏だったのかな?と思います。

なので給食ではおひたし、ナムル、シーフードあたりは大体アウトで、ほぼ手をつけませんでした。葉物の野菜など青臭いものを咀嚼しているとだんだんと気分が悪くなってくる感覚がありました。

そのうえ食も細かったのと、トイレで大をするのも嫌な気の小さい子供だったので、そもそも箸が進まないテンションで毎日の給食を迎えていました。まず子供1人前の食事に牛乳200mlって食の細い子にとってはかなりハードルが高いと思います。

上記のように、子供のうちは食べられる量もひとりひとり大きく異なるうえに、学校という環境が作用したり、味が嫌いというだけで体調や気分に影響したりするので、プレッシャーを与えて無理やり食べさせる事に何のメリットもありません。

学校はともかく、今思うと私の親は厳しくしない裏で色々と対策してくれていたかなと思います、野菜が主張しない料理を作ってくれたり、果物をよく食べさせてくれたり、お芋などをふかしてくれていました。

自立して自炊するにつれ、好き嫌いがなくなる

学生時代に好き嫌いを克服するイベントもこれといって無く、外泊行事や給食は何とかやり過ごしたながら就職して1人暮らしをするに至ったのですが、私の場合はそこで自然と好き嫌いが直っていきました。

まず自立してからの食生活ですが、基本的に自炊をしていました。理由は私自身のコスパ重視な気質と、恐らく両親が外食や店屋物を買うなどめったにしない人間だったからだと思います。

最初はフライパンや鍋を使って料理をしていたのですが、だんだんと面倒くさくなってきて、最終的には無水調理で加熱した肉と野菜に調味料をかけて食べるというズボラ飯で生活をしていました。

下味もつけていない調理なので野菜も苦手な味なのですが、餌のように食べているうちに自然と抵抗が無くなっていったのかなと思います。

今はどんな野菜も普通に食べられますし、海鮮も刺身が美味しいとは特に思いませんが食べるのに抵抗はありません。

完食指導は不要だが、食育は必要

以上の経験に基づいた結論は、行き過ぎた完食指導は子供の心に傷を負わせる危険性があるので不要だが、人間の身体には野菜を含めバランスの取れた栄養素が必要であるという知識や、最低限の調理技術と意欲、手料理を食べる習慣は育む必要があると考えました。

子供は多少何かを食べないくらいでは死なないですし、大人になって必要だと思えば勝手に何でも食べます。ただその時になって料理の重要性とやり方を知らないと不健康な生活になってしまうので、給食を食べる食べないよりも家庭科の授業に力を入れて欲しいですね。

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