🎦映画『海獣の子供』感想。映像と音楽は最高に良い!

アニメ映画「海獣の子供」は綺麗な映像でオススメです

先日、五十嵐大介先生の同名の漫画が原作となるアニメ映画『海獣の子供』を鑑賞してきましたので、その感想を記事にしたいと思います。

本作は複数の漫画賞を受賞した原作の偉大さもさることながら、主題歌「海の幽霊」を歌う米津玄師さんおよび音楽の久石譲さんという一流の音楽作家と、綺麗な映像によりかなり注目度が高まっていた映画なので、私も原作を未読ながら期待を込めて拝見したのですが、その期待を裏切らない充分なクオリティでした!

圧巻の映像と音楽、本当に海の中にいるかのよう

映像は本当に最高の一言でした、何度でも観られます。写実的な背景と、線画が残るアニメの質感が見事に融合していました。主観視点や3Dのような奥行きを表現した大胆なカメラワークが多く、臨場感と果てしない海や星空を見事に表現しています。

音響においても本当に水中に居るかのような籠った感触や海中の音・クジラのソング、ミステリアスな世界観を際立たせるBGMがマッチしていました。

ビジュアルにおいては120点で満点を超え、映像だけで劇場まで見に行く価値があります。なるべくスクリーンが大きくて音質が良い映画館を選ぶと良いでしょう。都内だと立川のシネマシティがオススメです。

ストーリーを楽しむには原作による補完が必要かも

私は上述したように恥ずかしながら原作を未読で視聴したのですが、映画だけを観たうえでは、ストーリーは作中で語られるテーマをなぞっただけという印象で、複数の謎は出てくるものの謎のままで終わり、その答えを仄めかす暗喩(メタファー)も感じ取る事ができませんでした。

また海のシーンなど映像美を占める部分が多い事からキャラの掘り下げが少なく、人間味が少ないキャラクターが多いため感情移入がし難いという感想も抱きました。

終盤は物語のテーマを表現したような抽象的な映像が続き、それについてもどちらかというと面食らってしまったので、ストーリーを深く理解するには、原作を読んで物語やキャラクターの機微を補完する必要があるのかなと思いました。

海のシーンは誰もが楽しめるが、物語は大人向け

映像に関しては老若男女すべての人に通じる美しさだと思います。個人的には今まで見たアニメの中で一番のインパクトでした。ただ物語に関しては分かりやすい感情表現やヒーロー・悪役・トラブルが存在する内容ではないので、小さな子供が見ると退屈してしまうかもしれません。

また、いわゆる性に関する表現も少なからず存在するので(ストーリー上欠かせない表現)そういった教育にまだ至っていない年齢の子供たちに見せるのは注意が必要です。

最後に原作付きでは当たり前と言えば当たり前なんですが、予め原作を読破しておくべき作品かもしれません。ただ確実に言える事はこの作品を良い環境で見ておかないともったいない!という事に尽きます。

参考 米津玄師 MV「海の幽霊」Spirits of the Sea

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