投資で失敗しても借金になることは基本的にありません

投資で失敗して借金をするケースとはどんなものか解説しました。

借金・破産・離婚などなど、インターネット上には投資に関する重苦しい失敗談や阿鼻叫喚の書き込みが残されており、その怨恨の念を目にしてしまったがゆえに、投資に対して恐れの感情や、良い印象を抱いてない方もいるかと思います。

先日、投資に興味のある友人との食事で、私も素人に毛が生えた程度ですが話をしていたところ、失敗したときに借金を背負うのが恐くてなかなか投資に踏み出せないという言葉が出てきたので、実際にそういった勘違いをしている方に説明をした体験に基づいて記事を書いていきます。

株・投資信託・仮想通貨などを買うだけなら借金リスクはゼロ

まず、株などを買うことでその価値に応じて資産が増減しますが、通常の売買ではその銘柄の価値がどれだけ下がっても、借金になりお金を請求されることは絶対にありません。一番最悪のケースでゼロになるだけです。こちらは株でも投信でも仮想通貨(暗号資産)でも金(ゴールド)でも為替でも同じ事です。

仮に10万円を支払って10万円分の投資商品を買った時に、借金を背負う、つまり資産がマイナスになるというのは、つまりその価値がゼロを通り越してマイナスになったということですね。

ここでよく考えてみると-100円で市場に出るなんて無い事がわかります。

なので投資に興味があるけど借金は怖いという方は安心してください、資産価値が目減りすることはあってもマイナスになることはありませんので、その点が心配な方は元手の金額をそのまま投資にまわせばよいだけです。

借金の危険があるのは持っているお金以上の取引をした時

ではFXや株で借金ができたという失敗談はなぜ存在するのか、どういうことなのかという話になりますが、投資には元本(元手となるお金)を担保に、それ以上の金額で取引ができる方法があります。

これを分かりやすく言うと「10万円持っているので、これを担保に30万円分の取引をします」ということです。これをレバレッジと言います。

レバレッジは信用取引・先物取引・オプション取引・FXなど様々な取引形態で存在し、レバレッジをかけずに商品を直接売買することを現物取引と言います。

レバレッジ倍率はある程度自分で設定でき、その上限は法律や証券会社・取引所によって異なります。2倍程度までしか設定できないものもありますし、海外の仮想通貨取引所なんかでは100倍もあります。

これのメリットは儲けが出れば、元本のみで取引した時の利益に、レバレッジの倍率が掛け算されるということです。

そしてこのメリットはデメリットにもなります、もちろん損失にもレバレッジの倍率が掛け算されるので、損をしている時には倍速で資産が減っていきます。

レバレッジ取引は資産が減りすぎると強制的に退場になる

倍速で資産が減っていっても、儲けが出るようになるまで待てばいいんじゃないかと思うかもしれませんが、残念ながらそうはいかない仕組みがあります。

レバレッジ取引には保証金/証拠金の維持率というのが設定されています。この維持率が規定を下回ると「期限までに追加で入金して維持率を上げてください」という指示が入ります。これを追加証拠金(追証)の発生と言います。

ここで期限までに入金して維持率を上げれば、その取引は継続できますが、入金されないまま期限を過ぎると取引が強制決済され、損益が確定してしまいます。

また、損失が一定以上に達した場合においても強制的に決済されるようになっており、このシステムをロスカットと言います。

そしてロスカットは基準を超えたと判断してから注文を出して清算するシステムなので、極めて急激な値動きの中でのロスカットでは、実際に決済できた価格はそれの基準ラインとは大きくかけ離れたものになることもあり、それによる最悪のパターンでは資産がマイナスの借金となり得ます。

インターネット等に書かれる失敗談の、元手が借金ではない余剰金でのスタートにも関わらず一気に借金に転落するようなケースの殆どはこのようなレバレッジ取引で逃げ遅れたパターンになります。

身の丈に合ったお金の運用を

レバレッジ取引は用意した自己資金以上のお金のやり取りが可能になるため、うまくいけば利益を上乗せすることができたり、レバレッジで浮いた分の元手を別の運用にまわしたりと投資の幅が広がりますが、身の丈以上の損失を被るリスクが付きまとう諸刃の剣です。

仮に投資の腕前に自信があっても、社会がまわっているからこその経済なので、天災・人災・テロなどの不測の事態によって誰もが予想できない経済状況に突入することもあるので、リスク管理は常に最悪のケースを想定しましょう。

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