スナイプとはどんな行為のゲーム用語?チーミング、ゴースティングも解説。

ゲーム用語のスナイプ・チーミング・ゴースティングについて解説しました。

ゲーム実況や配信がメジャーになり、競技性の高いオンライン対戦ゲームがe-Sportsと呼ばれ盛り上がってきている昨今、インターネットにおいてプロゲーマーおよび上級者ゲーマーはそれなりに人目を集めたり、尊敬や羨望の眼差しで見られるようになってきました。

それに伴ってか、ここ最近チート等とは別の迷惑行為が一般にも広まってきた印象を受けたので、何なのか分からない方のためにその用語について意味を解説していきます。いずれもスプラトゥーン・荒野行動・フォートナイト・Apex Legends・PUBGといった配信やレート争いが盛んなゲームで大きく問題になっています。

スナイプとは意図的にマッチングに介入する行為

直近でスプラトゥーン界隈において騒動となったのがこのスナイプという行為です。どういう意味かと言うと、目的の人物とマッチング接続のタイミングを合わせて、同じルームで対戦する確率を上げる行為です。

タイミングを合わせる方法は、通話などで協力したり、ゲーム配信者の配信を見ながらタイミングをうかがう等でしょうか。

純粋に一緒に遊びたいから行うぶんにはさほど問題ではありませんが、意図的な切断や自滅・利敵行為を行って八百長のようにゲームの戦況を操ったり、配信者の画面を見ながらゲームを有利に進めるなどの、後述するチーミング・ゴースティングという迷惑行為に繋がります。

スプラトゥーン2をはじめ、レート(スプラではXP)が導入されているゲームでは、間接的にレートの操作も行えます。スプラトゥーンの場合は味方が切断したマッチは自身のレートが下がらず、かたや相手が切断してて勝利したらレートは上がってしまうので、共謀してマッチングさえできてしまえばレート操作はとても容易です。

ゲーム配信者に対するスナイプはストリームスナイプと呼ばれています。後述するゴースティングに加え、同じチームになった際は意図的にゲームを投げる(あきらめる)等の迷惑行為を行います。ゲームを途中で諦める人はスロワー(thrower : 投げる人)と海外で呼んでいるようです。

スプラトゥーンでもスロワーが散見されます。しかも、ただ放置してしまうと切断扱いとなりレートが当人だけ(切断者以外のチームメイトはレート変化なし)下がってしまうので、リスポーン地点などで細かな動きを繰り返して切断扱いにならないようにする、努力の方向を間違えたスロワーが存在します。

スプラでスナイプ対策が実装

2020年10月末のスプラトゥーン2のアップデートにて、ガチマッチやフェスにおける上級プレイヤーのマッチング画面はプレイヤー情報が隠されるというスナイプ対策が導入されました。これによってマッチ開始までスナイプの成否がわからなくなるのでとても良い対策だと思います。これがマルチ対戦ゲームのデフォルトになってもいいかもしれませんね。

チーミングは八百長行為

チーミングとは、本来は敵であるはずのプレイヤーと協力して、ゲームを進める八百長のような行為です。多人数バトロワゲーでは余分に味方が居るようなものですからかなりの影響を及ぼしますね。

ゴースティングはのぞき行為

ゴースティングとは、配信者の画面をネット上で見ながらゲームを進める行為です。麻雀やトランプなどで相手の手を見るようなものですね。上記のバトロワゲーではステルスの様子が分かりますし、シャドウバースやハースストーンみたいなカードゲームでスナイプとゴースティングが出来れば最悪の行為となりますね。

ゲーム実況配信者としてブレイクもしている狩野英孝さんが自分はゴースティングを気にしない旨の発言をして波紋を呼びましたが、気にするしないの話では無くババ抜きやマージャンで他の人の手を見ないのが言われなくても当たり前な事と同じなので、気にしないアピールは論外です。

有名配信者はディレイで対応

APEXなどにおいて実力者や人気ストリーマーの配信では上記のような荒らしが絶えないこともあり、一部の方は配信にディレイを設定する事で対策しています。リアルタイムから数十分~数時間遅れた配信を視聴者は見させられる設定です。

この方法で荒らしを抑えられる事は出来ても、視聴者との円滑なコミュニケーションは不可能になりますので、配信としての面白みは削がれてしまいます。

チートと変わらない最低の行為、BANされることも。

特別なツールを使う必要はなく、実行へのハードルが低いので軽い気持ちでやってしまいそうな行為ですが、チート等と変わらず、そのルームに居た他の全員が楽しくないうえ、行為が明るみになり悪質と判断された場合はBAN(参加禁止)されることもあるので、絶対にやってはいけません。

誰かへの迷惑を目的とした行為は言語道断ですし、自分のレートのためであってもバレた時のデメリットの方が遥かに大きいので、真摯にゲームと向き合う以上に目標達成への近道は無いでしょう。

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