『根拠のない自信』は無いよりマシ程度の考え方、縋るのは危険

根拠の無い自信はそんなに大切な考え方ではない

根拠のない自信って本当に必要?

自己啓発の代表格として『根拠のない自信を持とう』という言葉があります。私もこれを何となく心がけて生きてきましたが、今までの経験に基づく現状の見解としては「間違いでは無いけど正解でもない」という結論に至りました。以下にその理由を書いていきたいと思います。

無謀な行為や傲慢な態度に繋がる

根拠のない自信をこじらせて、何とかなるさの精神で人生の舵取りを行うと、時に傍から見れば無謀な行為に走ってしまい予測可能なトラブルを回避できない場合があります。

そのような失敗も良い経験にはなりますが無用な失敗は避けた方が無難です。そして根拠のない自信を何故か根拠にして大きな態度を取ったり大言壮語を吐いていては、ただの傲慢な人間になってしまいます。

また自信を持った自分が肥大化すると、現実とのギャップにショックを受けてしまう危険性もあります。何とかなる、いつかやればできると思っていても、それは何時なんだろうと自問自答してしまったり、根拠のない自信だけでは立ちはだかる壁に対して心が折れやすいかもしれません。自信を持ちましょう!はいわかりました!で焚き付けた自尊心は実は脆いです。

大衆向けに単純化された一言

このように、叩けば叩くほど埃が出るような大雑把な言葉に思えるんですが、自己肯定感の低い人に向けて、それを高めるコツを伝えるのにこれほど分かり易い言葉もないんですよね。誰が最初に言ったのかは知りませんが、ここまでこの言葉が浸透したのは誰にでも刺さる分かり易さがあったからなんだと思います。

ただ分かり易いだけに、この言葉だけが独り歩きしてしまっている側面も無きにしもあらずです。

大切なのは自己肯定感を高めること

この言葉が何を本当に伝えたいかと言うと、自己肯定感を高めようという事なんだと思います。その方法として一番手っ取り早いのが何でもかんでも自信を持つ事になるでしょうか。ただ自己肯定感のために根拠のない自信で身を固めるのはかなりの荒療治にも思えます。

私としては、この言葉はあくまで極限まで敷居を低くした入り口で、自己肯定感を高める事は充実した人生を送る要素の1つという認識を持ちさえすれば、根拠のない自信という言葉は頭の中から消し去ってよいと思います。次の記事では、私なりの自己肯定感の高め方を紹介したいと思います。

自尊心や自己肯定感を高める方法を私なりに考えました。 自己肯定感や自尊心を高める方法

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